2009年6月18日木曜日

建て方開始!

建て方時だけの材料が大型トレーラーに1台あり一般的な軸組工法の約三倍で杉材の容積は30㎥はあります。

材料を全てを下ろした状態ですが今回はこの開発区画で1番で建てられので、隣に入らせて頂けたので有り難かったです。今回の宅地は41坪ですがクレーンのスペースと材料を下ろす事を考えると敷地の倍の場所がかかります。これで三日間でおおかたの形になりますが、このスペースが確保できないと、小運搬費や建て方時のクレーン代や人件費もかかってくるので要注意です。今回はトレーラーも入れたし不動産屋さんが良かったのでラッキーでした。



土台にも落とし込みの溝が彫ってあって駒型座彫りを施したあと、鉄工用のインパクレンチで締め付けるので非常に頑丈です。一般的には手締めなので強度の違いは分かって頂けると思います。駒型のナットをインパクトレンチで締め付けている様子です。



土台の接合部分の様子です。黒いものはパッキンで基礎と土台を20ミリ隙間をつくる通気を良くするものです。いい仕様になると御影石や栗の木でやります。土台完成。 大引きの鋼製束は仮です。(載るとしわるから仮補強です)基準は910ミリピッチで施工します。土台か据え終わると管柱を建ててから、通し柱、大黒柱を順番に建てていきます。管柱が倒れないよう、板倉の壁(パネル状に加工してある)を柱の溝とさっきの土台の溝へ入れていきます。徳島で加工が出来上がったのが2月末だったので梅雨の最中でパネルが湿気で膨らんでいつもならクレーンのウインチを緩めればスーッと下がっていくのですがやはり抵抗があって下がりにくかった。アドバイスがプレカット屋さんからあったが本当であった。本当に自然の木の材料だと実感した。大黒柱(八寸角 24センチ角)が建てた状態で倒れないよう三本のロープで控えをとってテンションがかけてあるので倒れない。この姿になってくると近所の方や年配の方が中を見せて欲しいとか言って声を掛けてくるようになってくる。今日も朝と夕方にジーッと見ているおちゃんが一人、夕方にカブを乗ったおっちゃんが一人で二人のギャラリーであった。

今日もとんでもない位に暑かったのですが、もーちょっとというところで夕立がきて今日の仕事はここで完了です。夕立でびしょ濡れですが、天日乾燥と低温乾燥で8%まで含水率が下げてあるので、明日また晴れたらまた自然に12%位まで自然に戻っていきます。新建材や合板は基本的に濡れたら問題有りですが、中千木材さんの材料は全く問題ないです。作業中に雨が降ると板倉壁パネルが膨張し入らなくなり、傷がつくので、中止にします。ですから雨中で無理やりしない、自然任せが一番家づくりには大切です。


私とクレーンのオペさんいれて6人で作業でした。


今日は、4時50分起床だったのでご飯食べて寝ます。


皆さん、お疲れさんでした。

2009年6月17日水曜日

足場が出来て明日は建て方。


今日現場に行ってみると足場が架かっているのはここだけで良く目立つ、まず最初に感じた事は材料が置きれない。電線と足場との距離が短く、トレーラーから材料を下ろして置ききれないし、変な所へ下ろせばクレーンの竿が届かない。材料の積み方を確認して考えるしかない。



徳島のプレカット屋さんの気配りが出来ている所はある程度組む順番を想定して載せてある事である。
私のところも重量鉄骨を専門に建てていたので、それが良く分かる載せ易いように載せるのではなく現場で建てる順番に載せてある。



つまり、先に下ろす材料は建て方の2日目、3日目の材料である。
大黒柱は8寸角で24センチ角で8メートルある。当然一本モノなので一番最後に材料の上に載せてあるので、朝一番に下ろす事になる。



今は21時回ったところだが、明日の道具の積み込みで夕方から今になった。



現場ではみんな完璧だと思って加工してあるが人間のやる事で何か勘違いや思い込みで間違いはある。それも想定してあらゆる道具を積み込んだ。



こんな話がある。宮大工などはあまりにも完璧で一つもミスがない仕事は逆に人命に関わるような事故が起きる可能性があるような言い伝えがある。人間は機械みたいに正確に仕上げたり、脳も優れているが完璧すぎる事は望まない。やはりアナログ的なものが人間である。だからあえて事故がないようにあえて間違える所をつくる。今の家は車を買うように完璧でないといけないと思うような方には「板倉の家」は勧められないし、このような考えが通用しないしあえて営業しない。



この業界へ入って、今でも初めて一人で寸法取りから刻みまでやって任された時は建て方の1週間前位から胃が痛くなり、お施主さんの前で間違ってしまったらどうしようととても緊張した事を思い出す。これだけは何回やっても緊張する。



何回やっても何十年やっても完璧な家は出来ない。現在が頂点ではなく次が頂点だと思ってやらないといい家として進化していかない。



今日は緊張して眠りにくいし早く目が覚めるだろう。
徳島で4カ月弱待っていた杉たちのお披露目である。



明日からバタバタしながら出来るだけブログ書いていきます。



安全に頑張っていきましょう!

2009年6月16日火曜日

H邸基礎完成!

基礎全景

基礎厚150ミリアンカーナットはコマ型ナットで鉄工用インパクトレンチで土台を締め付ける。アンカー内部はコンクリート内で見えないがクリップ式に今回から瑕疵担保履行法仕様に変更しました。
強度を保持する為に、基礎の角や大黒柱の中央部は全てハンチで施工しています。これは土木をメインに施工している友斗工業さんの提案で板倉の家はこの仕様です。瑕疵担保履行法ではここまで要求していませんが、見た目や実際の強度を考えたら、少し手間と鉄筋が増える位でプラスになるのでこれでスタンダードにしています。
関東間の4間×4間の大きさの建物を基本形にしています。(京間、九州四国間、メーターも可能です。しかしアルミ製の建具を使用の場合は関東間がトータルの納まりはベストです)正方形で尚且つ田の字形が本来の民家の形で構造的にもバランスが良く強度も良いと考えられます。複雑な形になれば構造計算に基づく躯体設計が必要になり、どうしても感覚的に建物が建てられないのですが、これを見て説明を聞けば素人でもなんとなく納得してもらえるはずです。


こらから各工程ごとに協力会社さんの紹介をしていきます。アイアンワークス Feクラフトはいいメンバーに恵まれて「びわこ板倉の家」として構築できていますし、まだまだ進化していきます。ほとんどが県内の工業高校出身の職人さんが大半です。瀬田工業高校・八幡工業高校・彦根工業高校出身のOBがなぜか多いのは上下関係や職種が上手くバランスがとれ皆さん「阿吽の呼吸」で仕事をしてくれます。日本の技術を支えてきたのは高校から技術を磨いてきた精鋭が現在も生き残って頑張っているのです。私も瀬田工業高校の電気科出身で今までたくさんの先輩に支えてもらってきました。


友斗工業さんのプロフィール

高校からのスキー部の先輩で彦根工業高校の土木科からず~と土木一筋30年です。つまり30年間付き合いをさせてもらっている先輩です。
旧山東町(伊吹山のふもと)出身で現場監督で管理の仕事をされていたのですが「現場でスコップ持って土方が相にあっている」と原点回帰で30歳前半に起業した現場主義人間です。朝早くから夜遅くまで一人で黙々と頑張る頭の下がる先輩です。
こんなエピソードがあります。10年ほど前の話で鉄骨の倉庫兼住居を大津の田上で建築をさせて頂いたのですが、現場へ朝5時前に着いたらもう友斗さんはもう仕事を始めていて結局その日は帰らず次の日の朝2時まで仕事をしていたらしく、次の日現場へ行くと普通に朝8時には仕事をされていた。お施主さんの奥さんが「あの人はいつ寝てはるんや!よう気張ってくれはるな。」と褒めてもらっているのか苦情かわからない。
もう一軒鉄骨の基礎を掛け持ちして両方とも仕上げの次期が近かったのでこんな調子で人の3倍くらいは仕事をする。
震災の時もまだ現場監督をされていた時も担当の工区で建て屋の土間コン押さえを冬の夜中2時に二人で金鏝押さえした事もある。自分の担当の工区は絶対に仕上げを妥協しない。寝る間も惜しむという言葉がピッタリの性格で本当に信用できます。
精度と強度や美しさがあるのですが、日の目を浴びない地味なほとんど隠れてしまうのですが大変需要なセクションです。板倉の家はこの基礎に載せてこそ耐久性と強度がある建物になるのです。   
1級土木施工管理技士 測量士補などの資格を持ち、光波の測量機器を駆使して施工するので精度はピカイチです。
冬場忙しい土木業が仕事なのでその合間を体を休めるどころか、夜出発で信州にスキー場に出かけ朝から普通に滑りまくっているのは高校の時から変わっていない。私は休憩ばかりでゴンドラ共通のリフト券の元がとれないくらいである。
また、ゆっくりカナダにでも行ってヘリスキー三昧を楽しみたいと思っているがいつになったら行けるのだろうか?

2009年6月13日土曜日

ほぼ基礎が完成

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来週の18日(木)に2月末に加工を終えた材料がやっと納入される事になった。約3ヶ月遅れで開発の許可済み証が遅れてしまい本来完成時期がこれから始まる。

お施主さんもやっという事で夢の家の第一歩がこれから始まるのです。昨年の8月の初旬に来れれて約10ヶ月間色々と打ち合わせしてきましたが、来週はもう建っている状態で嬉しさもひとしおだと思います。

こんな、一度に一回の大仕事に携われることは本当に光栄な限りである。
だから、やめられないし、こだわらなければいけない。

2009年6月11日木曜日

建て方、近し。

4カ月遅れのスタートで6月初旬に建築確認が下りてきて昨日、基礎の立ち上がりを打設したのだが梅雨に入って建て方日程をどうするか微妙である。

このH邸から瑕疵担保履行法に適合した、基礎の厚み(今までから150mm)や高さ(今までからGL~400)鉄筋の配筋や量(基礎開口の100ピッチ追加)、基礎角のハンチ施工(今までから)img_1799.JPGそして、土台のアンカーボルトも田植え式をやめてクリップ式に変更した。

img_1764.JPG img_0018.JPG img_1767.JPG img_1770.JPG img_1781.JPG img_1788.JPG

瑕疵担保履行法に基づいた施工なのだが、地盤調査で考察で鋼管杭が施工を書かれた場合は保険の加入はできるのだが、地盤の沈下が10年以内に発生したら保険を使用しない書面が必要で全く現場の経験値や施工実績が無視される法律改正だと今回感じた。9月末には完成できるのでこちらの計算N値を考慮して地盤の栗石施工をプラスしたのであえて鋼管杭の地盤補強はバカらしく保険の加入手続きの書類を取り下げた。

瀬田大江のアヤハ不動産のこの分譲地のこれからの保険の加入に対する、地盤補強はどうして対策して保険をクリアするのか興味がある。
現在、事業社届出を出しているのが2社あるのだが対応がまだしっかりできていないのは確かであるが、また悪徳な業者が地盤調査の結果が悪いとボッタクリの地盤補強をするのが出てくると思う。
この保険は、あくまでもユーザー保護の為なのだが世界的にも法律で規制基準をつくったのは珍しいらしい、しかしたった10年の保険なのでトータルコストを考えた地盤の補強を考えるべきである。

実際、伝統構法の建物は地盤補強をここまでしてなくて現存しているし、一番問題は施工側が倒産して瑕疵責任を法律で守る為にできたのだが、やはりシンプルな昔から工法が一番問題が少ないと思う。

石橋に鉄板を敷いて渡るような考えは、安全でいいのだが逆に職人のプライド意識を落とす位に妥当な手間が取れていないのが現状で、イチローや松井や松阪みたいな職人が出てきてもいいのだが、手間をコストダウンはできないのだが、手間を省ける規格品を多用しないと無理である、材料と仕上げの手間のかかり具合で適正な価格を見抜けるユーザーは本当に少ない。 実際、大壁仕様が大半で中身が見えないのも理由である。

30年前はプレハブ(ハウスメーカー)は一般建築物より下にユーザーが見ていたが、今はその立場が逆転した。

これからの工務店のあり方を考え直すには「板倉の家」はいいと思う。
ルールは一つ四寸角の柱に一寸の板を落とし込んで全て国産の杉材だけで家を建てる事である。合板は一切使用せず石油製品も使用しない簡単そうで難しい家づくりで、現場での経験や感など独自の理論で建てないとできない家づくりなので、つくり手も楽しいし、やりがいもある。

つまり、お施主さまが住んで快適だと感じてもらえてはじめて「いい家」と実感して頂ける家をいつも考えていなければできない。