2009年6月30日火曜日

アルミサッシ取り付け

板倉の家は本来木製建具(サッシ)をはめたいのであるが、日本は四季がありこの梅雨の時期や台風シーズンは真壁構法では雨の侵入は避けられない。

あと、水に強い樹種でつくらなければならないので大変なコストがかかる。しかし一体感や質感や柔らかさはアルミサッシにはないと思うが、外と内部建具で400万~500万は普通の方は出せないだろう。それを思うとアルミサッシはデザインや機能から考えれば大変安い建具である。

しかし、コストが限られた中で板倉の家を施工する場合どうしても使用しなければならない工業製品であるがこれも大壁工法の規格で作られていて、結構妥協と無理やり規格に合わす事をしなければならないし、少し変な作業をする手間が増える。

内玄関から玄関ドアの写真 色は杉の白っぽい感じの色で離れてみれば同系色だが、木は色が経年変色するのであえて外壁は違う色を張った方がいいと思う。

アルミサッシがつくと部屋の空間がイメージできる。
今年は、梅雨がどこかへ行ってしまったかと思ったがこれが普通で田んぼの稲や畑の野菜は恵みの雨である。

雨が降ると屋根工事がストップになるのでどうしようもない。

昼から大津の八屋戸の現場で瑕疵担保責任保険の配筋検査の立会いに行ったのだが検査官は11時に来てチェックが終わっていた。施工チェック表を持参するらしく最初なので、もっと手順の説明を受付時に説明して欲しものだ。明日は朝からベースをコンクリートの打設をするので雨が頻繁に降らなければ10日位で基礎が出来上がる。

昼から、瀬田~八屋戸~守山事務所~瀬田~守山事務所で半日がつぶれた。

徳島から加工の確認で連絡が頻繁にあるし、草津の精米機がこの湿度でCPUが誤動作で精米できないとか苦情の電話や頭の中は仕事しているよりクタクタであった。

4日、5日の構造見学会に大方1Fの床の捨て張りまでいきたいが、明日からの電気屋さんの配線の入れ方ひとつで、見せ場がつくれるので頑張ってやらなければならい。

2009年6月27日土曜日

H邸の壁

H邸の壁はこんな状態でここまで施工が進むと電気配線工事になる。もともと真壁構法なので電線を隠ぺいするスペースが無くこれが結構難しいので電気配線も頭に入れて施工する。これは昔ログハウスをやった時に苦労したので、こういった家は電気配線を想定して考える必要があるので、すべてを知った者でないと現場監督は到底できない。1級建築士であってもこのへんは分かってない。彼らは線を描く図面屋だから、いくらでも絵は描けるが施工者は形にどうするか、色々な経験や知識を駆使して納めていく事になる。有名な建築士は無名の良い職人をいかに動かせるかで、決まってくる。いい職人は現場の流れを阿吽の呼吸で読んでいる。これが板倉の家を支えてくれている人達で本当に感謝している。

2009年6月25日木曜日

防火木摺貼り

一般的な軸組工法で仕上げ材が木の場合は建築確認が下りないが、板倉の場合は30ミリの落し込み壁にさらに外部に24ミリの木摺板を打付ける事で筋違い(筋交いは本当はこう書く)を入れなくても2.2倍の構造計算が成り立つのと最大のメリットは防火が認定が取れている事です。写真の状態でOKなので仕上げに和紙を貼っても建築確認は下ります。これは少し講習と実際の仕様を見ないとまだ知らない方が大半なのでこれから構造見学会での認知が必要だ。

設計士さんで軒裏はどうなると質問をする方がいるが、軒は焼け落ちても構わないが家の中に火が入らなければいい。40ミリ厚の面戸(めんど)を使用すればいい。

理屈はこうである、15ミリ以下の厚みの板は一分間に1ミリ燃え進むが30ミリ以上の厚みになると、0.8ミリのスピードに落ちてくる、それは燃えると表面が炭化するので燃えにくくなるのである。

試験体は、5トンのおもりを実際の壁に見立てて片方をバーナーで加熱して柱が燃えて挫屈する手前(家が燃えて倒壊する寸前)の時間を計測するのであるが38分間の防火時間で30分の認定がクリアできたのである。

つまり板倉壁が30ミリと木摺板が24ミリで54ミリある、0.8ミリ×54ミリで43分強計算で成り立つのでほぼ実験時は近い数値になっている。

実際、消防所が電話から現地について20分後には放水という決まりがあるので30分持ち堪えれば、延焼は免れる。

伝統構法が本当に理屈を証明されたのは安井昇 (桜設計集団一級設計事務所 代表)が京町屋を木や土壁で確認申請を下ろすために、地元の工務店や大工などが信念を持って認定された努力の賜物でこの認定は本当に自然素材で建てる工務店や設計事務所にとっては夢のような認定である。

防火と耐火の違いはまた説明します。

30ミリの板倉壁に24ミリの木摺板を貼るとこんな感じです。これにまだ焼き杉の外壁用の胴縁(21ミリ×45ミリ)を打付けていきます。

木だけで防火とは凄いでしょ。

昼からは日陰でこちらは大方貼れました。

こちらは瀬田川側で11時までが勝負です。明日の貼ります。

構造見学会は7月4日(土)5日(日)で決定です。粗品は徳島杉の割り箸をプレゼントです。
木裏、木表そして山に立っていた上下方向を板で答えて下さった方は、何か他のプレゼントを今考え中です。

何がいいかな?

明日は、朝から次の板倉の家が月曜日から加工に入るので、設計士さんと打ち合わせして、現場の基礎の土工(掘削)の立会いへ行ってから、瀬田のH邸へ行く予定です。

これからはあまり、工程もペースダウンで仕上げ作業や電気配線など、良く考えて仕上がりや使い勝手の良い方をイメージして進めていきます。

2009年6月24日水曜日

雨から夏空

朝方、雨音で目が覚めたくらい良く降ってので屋根の野地板張りが出来ないかと心配したが仕事を始める頃から曇りから晴れ間が出てきた。施工途中に足場から見えたのが積乱雲でもう夏がそこまで来ていると実感、梅雨が明ければ暑い夏がやってくる。

通気胴縁打ち完了です。このあたりから上からと遮熱シートの跳ね返りがかなり熱い。サングラス無しでは眩しすぎて目を開けてられない。

足場にかかっているのが、野地板の材料でこれを張るのが手間がかかるのです。しかし滑らないので安全ですよ。

一般的には施工性と規格が安定している、針葉樹合板という6尺×3尺(一帖の大きさ)なので施工は早いが、板倉の場合は施工性よりも、杉の丸太を全て使い切る目的であえて昔みたいに、野地板とラス板を使用している。規格寸法は12ミリの厚みで働き寸法は120ミリです。また長さが2005ミリ~2015です。価格はリーズナブルナのですが、施工性の悪さが難点です。手間は3倍かかります。しかし国産材を見直すにはこういった考えは必要です。端材は冬場の薪ストーブ用の燃料として冬場まで工場にストックしておきます。

棟の隙間は、わざと隙間を設けてます。樋のかけるところから空気が気圧の差で流入し棟のこの隙間から屋根の温度が上がった熱い空気を排出します。全く電気も使わずに効果は抜群です。冬場でも晴れた日なら結構暖かい空気が出てます。夏は外気も熱いので分かりにくいですが、また冬場に試されると実感できます。

棟換気の役物が付きます。今度写真でお見せします。

ルーフィング貼り完了です。前回の遮熱透湿防水シートが貼ってあるので2重です。将来の葺き替え時全く雨の心配が要りません。遮熱シートは効果がありこれはいいです。5層の新製品なので水密もいいです。http://www.fukuvi.co.jp/recommend/shanetsu_04.php

ケラバの水切りはこんな感じです。これもガルバニュウム鋼板です。


16時からは防火木摺の施工をはじめました。明日は日陰になるほうから作業を始めます。これを打ち付ける事で、壁倍率が2,2倍で防火もクリアしてます。22条区域や防火地域はこの仕様にすれば木の表しで建築確認申請が下りますが、他の工法では必ず石膏系の壁を捨て貼りするか、モルタルを30ミリ塗らないとダメです。極端な話で申し訳ないですが、この仕様にすれば和紙を貼って外壁の仕上げをしても、違法建築になりません。板倉の最大のメリットはここにあります。おまけに断熱材の役目もする優れもので、ほとんどの方がビックリされます。

2009年6月23日火曜日

天気が良いので屋根へGO!

現場へ着くと今日はアヤハさんのお客さんの建方が二軒同時で始まってました。

ここで仕事をしていると、景気がいいような錯覚に陥りますが暗くなく活気にみんな満ち溢れているようで凄く安心するような感じは、私だけでないと思います。

在来の軸組は早いし効率いいなぁと思いますが、もうあの建築は二度とやりたくない心境です。昨日のパナホームの半日にはさすが工場製品って感じで昔にパナホームの愛知川工場へ営繕で仕事で行ったことがありますが、もう撤退したセキスイも営繕で入ってたので全く同じような感じで私からすれば一緒です。パナ、セキスイ、大和はみんな軽量鉄骨C型鋼(JIS製品)を使用した建築です。名前は違いますが一緒の工法です。後はネームバリューと値段でしょうね。言わば正に工業製品と言ったところで昔はこれに憧れてまねをしていたのですが、今は絶対しないと誓ってやってないです。私の工場の近くにセキスイハイムの1億円の家が建ってますが、首をかしげてしまいます。

雨だと濡れながら、防火木摺りを打ちつけていこうかと夜は思ってましたが、他の現場はもう仕上げの屋根を張っているのですがまだ私のところは通気胴縁打ってまだ野地板もこれからで、働き寸法が小さいので手間がかかります。しかし、国産材(徳島スギ)で全部つくることがコンセプトなんでこれは妥協できません、いくら手間がかかろうが徳島県の皆さんが頑張って製品にしてくれたものは粗末にあつかえないです。それくらい私は初めて徳島へ見学に行ってから衝撃的な仕事への前向きさを感じたので、こちらも負けてはなりません。いい家をどう世に広めていくかです。それもこの関西で・・・。

射熱透湿防水シートですが良く日射を返しているのが分かるでしょ。小屋裏は以前よりも格段に涼しくなってます。これは絶対いい。

トップライトを二ヶ所開口しました。こちらが階段上側でこちらをFIX(はめころし窓)にするのがいいでしょう。

こちら側がダイニングテーブルを置く真上なのでこちら側が焼肉などした時に有効なので開閉式はこちらがいいでしょう。夏はこの開閉式が熱気が排出できて凄く効果あると思います。

昼からも結構日差しがきつく、サングラス無しでは仕事ができないくらい眩しいです。

施工内容はこんな感じでこの上に12ミリの厚みで働き寸法120ミリ杉野地板を張っていきます。その間が空気層になっていて棟から自然排気するので凄く涼しくなります。420ピッチは瓦棒のビス止めの為に二重に打ち付ける補強をしています。

14時にあまりにも暑かったので、野地板を上げるのを人力で諦めてクレーンを頼みました。ついで玄関上のバルコニーも取り付けました。ホントは建方の時にここまで行く予定でしたがパネルが入らなかったので余計な費用が発生しましたが、つい楽を選んでしまいました。また工程をつめる努力をしなければ・・・

板倉の家からINAXの配管パックを採用しております。これも長期優良住宅(200年住宅)の認定が今年は採択されませんでしたが、全てこれに対応できる準備としてこれは必須です。玄関ホール床下です。

階段横本棚床下はこんな感じ。

キッチン床下はこんな感じ。

脱衣場は排水(黒及び灰)・給水(青)・温水(赤)全てヘッダーにて系統別に配管を点検できるようになってます。

万が一漏水しても、ここで漏るか一番最終の出口の継ぎ目でしか漏れません一本で継ぎ手無しなのでとても安心できます。ハウスメーカーは一般的ですがまだまだ、田舎の工務店では採用していないのが現状です。温水の銅管のロウ付け溶接が熟練工と見習いの技術では雲泥の差があるのと、配管溶接などはやった人しか分からないのでリタイヤされたら、どこでどうなってるかが皆目検討つかなくなるので、継ぎ手の多く入る既存の配管はやめました。溶接のことならお任せなのですが、将来の維持メンテを考えればリスクの高い設備配管はこれがやはり一番ベストでしょ。

大津市はキッチンの排水も宅内で合流できますが、草津市は別にしないとダメです。これは市町村別に決まっていますのご注意を!

ここまで、ブログを書きかけたら、もう性格上抜けてしまうと寝れません。M邸も始まればもう私は大変です。クマを作ってらそうだと思って下さい。

しかし、今まではいい加減でしたがお施主さんが見てくれているというだけで緊張感持って書いてます。
専門用語が連発する時もあるのですが、現場で聞いて下さい。






2009年6月22日月曜日

雨で屋根の続きは中止。

やはり、梅雨で当たり前であるが調子よく晴れ間が続くとひょっとしたらと天気予報を期待したが午前中は外仕事は無理であったが、近くのパナホームさんは午前中でほぼ完了で建て方は大方組めていた。さすが工場でほとんど組まれているのでとんでもない位早い。こんな現場は久々なので板倉の家が手間がかかるのは実感するまだ、本当の屋根の下地(野地板)がまだ残っていて、1日しっかりかかるはず。

さて、建方であれば板倉パネルが膨らんで落し込みが不可能で傷がつくので中止であるが、雨は漏らないよう遮熱透湿シートのお陰でコストはかかるがシートの養生を考えれば相殺されて、お施主さまにはメリットでもっと早くからそうすれば良かったのだが、屋根用の遮熱透湿シート(5層)は最近の新製品であるのでこの現場からになった。これも瑕疵担保保険のお陰で仕様を追加した。

雨が降ったので急遽、安全の墜落防止の為に2階のSBボード(30ミリ)の捨て貼りに変更したが床を貼るともう完成に近い姿になる。

朝一番は、足場に当たった雨が壁にかかってびっしょり濡れていたが前が止んで風が少し吹いたらすぐに乾きます。これは含水率を一旦8%近くまで乾燥が出来ているから、他地域の杉材はここまではならない、色々と無垢の自然素材を施工現場で扱ってきたので、格段にちがう。これが狂いや反り曲がりなどクレームとして苦情にならない大きな理由で一般の素人にはわからないと思う。詳しくは現場へ来て下さい。

SBボード(30ミリ)を貼りかけた様子180ミリの働き幅の板にCN釘を3本/箇所で打ち付けます。このボード施工は告知が取れているので火打ちを施工しなくても床の水平剛力はOKですが、検査官も多分知らないので以前から同じやり方なので実際は凄く耐震性はかなり数値的にも出ているはずです。火打ちを施工しないと手抜きみたい思う方がほとんどなのと、変な施工基準が設けているので、やはり入れた方がロスもなく結局コストダウンになります。役所の考えはほんと困ります。

この板倉の家はCN釘の50と65を大量に打ち付けますが、これも強度を上げる簡単な基準です。明日どれ位の量を使用するか数えてみます。今まで数えた事がなかったので

2階の北側の部屋です。(階段上がって右の部屋)

玄関のドアを開けて見たらこんな感じです。

ウォークインクローゼットを玄関ホールから見上げるとこんな感じです。

お風呂場から脱衣場を見ればこんな感じで、洗面室の天井に近いこの窓は採光や換気にとっては大変いいと思います。

階段上がったロフトはこんな感じでこれの勝手反対がもう一ヶ所と真ん中にご主人が気に入るロフトがあります。

多目的ルームをトイレのほうから見るとこんな感じ。

上の写真の反対から見るとこんな感じです。

あくまでも捨て貼りなんで、この上に赤身だけの15ミリの杉のSBボードを施工します。
夕方、M邸のお母様か電話が有りました。土用が近づいてきたので早く基礎の着工を気にされての電話で、板倉の建て方が時間がかかるので梅雨の、ど最中を避けたいので工程をH邸との関係や友斗工業さんの関係や徳島のプレカットの込み具合いで少しずれてきたので少しご立腹であった。
材料の多さを見てもらえれば分かるのであるが、なにせ板倉を見かけた事がある方は皆無に等しいので、当たり前のことである。

仕事の込み具合いは自然素材を使ってやっていると、天候で大きく左右されるし難しいがその見極めの判断が経験を踏んだものしか出来ないのが大きな特徴でプライドを持って出来る仕事なのであとは、どう理解して頂ける資料を最初に揃えていくかが今後の課題である。

次回の「びわこ板倉の家普及会」で議題にすることにしよう。

明日は晴れか微妙な感じである。






2009年6月21日日曜日

忙しい休日。

今日は、なぜか仕事を休む段取りだったのに現場を二往復もした。

板倉を施工してみたいという工務店さんを朝から現場で一緒に見て説明して帰る途中に事務所からの転送だと思う携帯番号が3回も着信があり、気になって電話をしてみたらやはりサイトを見て頂いた方からの電話であった。最初は来ないとおしゃっておられたが、電話がまたあり1時半くらいにお邪魔したいとの連絡があった。

説明をさせて頂いて、昨日上棟した現場をご覧になられたらとお聞きしたら、是非見たいということでまた現場へ戻って現場でまた説明。アンケートをお書き頂いたら、大阪の高槻で建て替えを板倉でやりたい様子で建築雑誌「もくたろ」も購入済だったので興味をもっていただいたのだろう。

帰りを見送ってまた一台のミニバンが止まった。「Hさんのしりあいです。」と女のお子さんと二人で来られた、現場の中を案内して「どうです、蒸し暑くないでしょ」の問いかけに「ほんとですね」と私も今日はお世辞でもなく本当に涼しく思えたのでそう尋ねたくらい実感した。

それから、また次の現場のM邸さんとお宅へ友斗工業さんと現地で打ち合わせだった。
結局、ゆっくり充電するどころか電池切れである。

さぁ、明日も暑そうなんでもう寝るとしよう。

今日は、写真はなしです。

2009年6月20日土曜日

H邸上棟しました。

今までは、浜街道を通るのが癖だったのですがこの現場に通うようになってから湖周道路を活用している距離は少し伸びるが時間は同じで信号が少ないのでトラックやプリウスの燃費が良い。しかし毎日この風景を見ながら現場へ着くまで滋賀県に住んでいていいところだと実感する。運転しながら風車を撮ったのだが、水門があったとは・・・

午前中に無事棟が上がったのですが、板倉パネルがきつかったのはロスタイムでした。半日は遅れてしまった。
大屋根野地板です(写真上・中段)。セーフティボード30ミリ圧に遮熱透湿シート(5層)を貼りその上に通気胴縁60×30杉製を打ってから野地いた12ミリ150幅を張ります、最後に一般的なアスファルトルーフィングを施工して、ガルバニウム瓦棒を葺きます。

上段(60×30屋根用通気胴縁、21×45防火胴縁、120×45破風板)中段(野地板)下段(ラス板)全て徳島杉です。  このあたりの材料を今まではどこ産と聞くと結構国産材でない事が多く、こだわるのであれば、一本の丸太をすべて使い切るというポリシーで環境に優しいエコ的観点でコストは二の次で先に流れをつくる事が大事です。

家の感じが見えてきました。

ケラバ用野地板はカットしてあります。長いままで張ると徳島では台風の吹き降りの雨の時伝って部屋の中で雨が持った事があり、今は全て壁の真上で縁が切れるようになっています。関西でこの部分に水切は無しでいいが、徳島では水切を施工する所もあるそうです。こうやって失敗を元に改良されていますが、何せ伝統構法なので最近のゲリラ降水はどうもできないのが現状です。屋根が水平で900ミリ出すのはそのせいです。あくまでも欠陥施工ではないのであしからず。

北面も大分野地板が張れてきました。

今までは遮熱透湿防水シート(5層)は張らなかったのですが、この現場から採用しました。さて効き目はいかに・・・

事故もなく安全に無事に上棟を済ませていただいたので、仕事仲間とお施主さまを招待して御苦労さん会の様子です。 私も、普段は全く飲まないですが上棟して張り詰めていたものが緩んでほっとしていつもよりもたくさん飲みました。いつも野洲の「かつら」さんは店の改装もさせて頂いたのでこんな時はいつも利用させていています。ここは「わさび」の縁で知り合ったすごくこだわった大将でいつもおいしい魚をおなかいっぱいに食べさせてくれます。今は伏見稲荷の「かわしま」からわさびを納入していますが、守山産の「わさび」ができれば納品する予定です。

お店は徳島杉とホタテ壁で仕上げています。

宮崎で修行されてきたので宮崎の珍しい焼酎や魚はここでどうぞ!

明日は雨模様なので、少し充電できそう。








2009年6月19日金曜日

建て方二日目

1Fが組み上がると今度は2Fで必要な材料をクレーンで上げ、管柱を人力で二階の梁に建てていく。

板倉壁は30ミリ厚の杉羽目板を最初は現場で一枚一枚入れていたそうだが現在は全てガルバニウムの鋼板で端部を釘止めしてありパネル状になっているのだが、加工完了は一番湿度の低い2月で開発の許可済み証が遅れた為、4カ月ほど徳島で保管してもらっていたので、31ミリの溝が彫ってあり、いつもはクレーンのウインチを下げれば、スッーと自重で下がるのだが柱が乾燥材の為梅雨の湿気で膨張して溝幅を測れば28ミリまで木が膨張し溝が狭くなっていて、簡単には下りないのでパネルの外側を木殺ししても下がっていかない。手間は3倍近くかかってしまっている。
夕方に楽勝小屋階までいける予定が残業してギリギリであった。
これが防火面戸と言ってこれが40ミリ厚ないと22区域や防火地域では確認申請が下りません。詳しくはまた見学会で。
こうやって二階に上げてクレーンの旋回などの回数を減らして時間の短縮をはかります。建方の工程の短縮の為にこうやって建物内の二階に上げて置きます。しかし、材料を優先するので肝心の安全第一の人間の歩く所が無くなるのです。材料が多い為に命をを張って仕事をしています。

これが窓台マグサと言って、窓の枠つまりサッシがつくところのパーツです。

2階の手摺パネルは「浮造り」と言って、杉の白太の部分をワイヤーブラシで削り取ると、杉特有の板目が出てきて凹凸感が陰影が出て自然の美しさがポイントです。

樹脂ハンマーと掛け矢で叩きいれるのですが、なかなか下がって
いかないので一苦労です。これで2時間×5人分の手間がこれでパーです。それとクレーンの延長料金で私の日当は飛んでしまいました。

一階から大黒柱が青空に突き刺さってます。
これがリビングからキッチンを見た感じこれが仕上りで大体のイメージや雰囲気はこれでわかります。この時点で夢が膨らみます。

この溝が四方、柱と梁に落とし込みます、これが気密や水密、防火、防音、に役立ちます。手間がかかりますが住まい手にとっては、アナログ的で凄く機能的なのです。
まず気密が取れているようで取れてないこれがまたいいのです。それとこのように落とし込みにすると、もし水が入っても木が膨張して水密がます、簡単に言えば杉の樽と同じ理屈です。乾燥すると水が漏るが水を入れておけば水が漏れないという理屈です。

屋根階から大黒柱を下へ写真を撮るとこんな感じです。つまりここはロフトのあたりになります。二階も小屋階も四方梁が刺さってますし、土台から大屋根まで繋がっています。つまり大黒柱が倒れない限りこの家は倒壊しません。

本当は屋根の形になると所までが私の予定でしたが、ここで今日はおしまい。明日は棟が上がる予定です。
今日は自然の木の欠点みたいに思われがちですが、これが本当のあり方なのです。これに合わせて仕事がある程度前に進められ事が熟練した技術なのです。誰もが簡単に出来る家ではない事は板倉をやるようなってから実感します。これがこの家の面白さであり、奥深さであるといえます。

今日も事故なく無事でありがとうございました。明日は棟が上がるのでお施主さんも喜んでくれるだろう。