一般的な軸組工法で仕上げ材が木の場合は建築確認が下りないが、板倉の場合は30ミリの落し込み壁にさらに外部に24ミリの木摺板を打付ける事で筋違い(筋交いは本当はこう書く)を入れなくても2.2倍の構造計算が成り立つのと最大のメリットは防火が認定が取れている事です。写真の状態でOKなので仕上げに和紙を貼っても建築確認は下ります。これは少し講習と実際の仕様を見ないとまだ知らない方が大半なのでこれから構造見学会での認知が必要だ。
設計士さんで軒裏はどうなると質問をする方がいるが、軒は焼け落ちても構わないが家の中に火が入らなければいい。40ミリ厚の面戸(めんど)を使用すればいい。
理屈はこうである、15ミリ以下の厚みの板は一分間に1ミリ燃え進むが30ミリ以上の厚みになると、0.8ミリのスピードに落ちてくる、それは燃えると表面が炭化するので燃えにくくなるのである。
試験体は、5トンのおもりを実際の壁に見立てて片方をバーナーで加熱して柱が燃えて挫屈する手前(家が燃えて倒壊する寸前)の時間を計測するのであるが38分間の防火時間で30分の認定がクリアできたのである。
つまり板倉壁が30ミリと木摺板が24ミリで54ミリある、0.8ミリ×54ミリで43分強計算で成り立つのでほぼ実験時は近い数値になっている。
実際、消防所が電話から現地について20分後には放水という決まりがあるので30分持ち堪えれば、延焼は免れる。
伝統構法が本当に理屈を証明されたのは安井昇 (桜設計集団一級設計事務所 代表)が京町屋を木や土壁で確認申請を下ろすために、地元の工務店や大工などが信念を持って認定された努力の賜物でこの認定は本当に自然素材で建てる工務店や設計事務所にとっては夢のような認定である。
防火と耐火の違いはまた説明します。

30ミリの板倉壁に24ミリの木摺板を貼るとこんな感じです。これにまだ焼き杉の外壁用の胴縁(21ミリ×45ミリ)を打付けていきます。


木だけで防火とは凄いでしょ。

昼からは日陰でこちらは大方貼れました。

こちらは瀬田川側で11時までが勝負です。明日の貼ります。
構造見学会は7月4日(土)5日(日)で決定です。粗品は徳島杉の割り箸をプレゼントです。
木裏、木表そして山に立っていた上下方向を板で答えて下さった方は、何か他のプレゼントを今考え中です。
何がいいかな?
明日は、朝から次の板倉の家が月曜日から加工に入るので、設計士さんと打ち合わせして、現場の基礎の土工(掘削)の立会いへ行ってから、瀬田のH邸へ行く予定です。
これからはあまり、工程もペースダウンで仕上げ作業や電気配線など、良く考えて仕上がりや使い勝手の良い方をイメージして進めていきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿